さて、陽朔を出て、今度は鍾乳洞に行くことにしました。
桂林の鍾乳洞で特に有名なのは、桂林最大の「蘆笛岩」!
…ですが、私達が行ったのは、違う鍾乳洞です。
てっきり蘆笛岩に行ったと思ってたのに、後日蘆笛岩に行った人と答え合わせをしたら、全然違くてびっくりしました。
私達が行ったのは一体どこの鍾乳洞だったのか…?
その答えは未だに謎のままです。
しかし、この鍾乳洞も蘆笛岩位美しい(多分)かったので、問題ありません!
謎の鍾乳洞の入り口。人がいっぱいです。
中に入ると、すぐ目の前に、カラフルにライトアップされた鍾乳洞が目に入ってきます。
綺麗は綺麗ですけど、ちょっと色合いが汚いのはご愛嬌です。
私は鍾乳洞は生まれて初めてなのでかなりハイテンションでした。
洞窟の中はものすごい湿度で、すぐに汗がダラダラ。
コートを脱いで、中に着ている上着を脱いで、シャツ一枚で動きまわります。
足が悪くて自分で動けないおばあちゃんは、若者が担ぐ籠にのって移動していて面白かったです。
しかし、足元かなり滑るし、高低差も激しいので、見ていてヒヤヒヤ…。
この鍾乳洞も、蘆笛岩には劣るとはいえ、何気にとても大きくて、
出るのに1時間半以上かかりました。
ハープのような岩やきのこのような岩が沢山あって、かなり幻想的でした。
楽しかったです!
外に出ると、沢山の行商で賑わっています。
とうもろこし、お茶で似たゆでたまご。
じゃがいもを焼いた物、小麦粉で作った「餅」という食べ物…
これらはどこにでも売っている物ですが、中でも目を引いたのは、
大きな蜜蜂の巣を切り売りしているもの。
食べてみると、メチャクチャ不思議。
はちみつの仄かな香りと砂糖のさくさくした食感が味わえます。
巣の中に何か流し込んで作ってるものなのか、
天然なのかはわかりませんでしたが、
美味しかったので購入。
この大きなかけら一つで10元でした。安い!
あと、残念ながら写真を撮り忘れてしまったのですが、
一番良かったのは、「剁椒」という唐辛子の発酵食品の路上制作販売店!
沢山の唐辛子を杵の中に入れて、大きな斧で切りまくっていました。
売っているのは、それを瓶に入れて三ヶ月発酵させた物。
手作りの剁椒は市販のよりも遥かに美味しくて、思わず買って帰りました。
これは、中国にいる間、色んな物にかけて、大変重宝しました!
聞いた所によると、この鍾乳洞の入り口だけでなく、
桂林ではあちこちで売ってるらしいです。手作り剁椒。
そして日が暮れて、夕ごはんの時間に。
本当はツアーでセットになっている外国人向けのお店に案内される予定だったのですが、
私達が車の中で散々「あれも食べたことある、あそこのあれは美味しい!」という話をしまくっていたので
気が回るガイドさんが、地元の人気料理店に予定を変更してくれてました!
ありがたい!
行ったお店はこのお店、「五排油茶店」。「油茶」とは、このあたりに住むチワン族やトン族が日常的に飲むお茶です。
「お茶」と言ってもこの油茶はかなり独特な製法で作られます。
油で生の緑茶の茶葉を炒めて、お湯で煮だして作るのです。
生の茶葉を使っているから物凄く苦くて渋いとか。
「普通の外国人にならお勧めしないけど、
本当に美味しいので是非飲んで欲しい」
と言うガイドの言葉に鼓舞されて、もうやる気満々!
お店に入ると、中国でよく見るアルミのお皿の上に、
すでに油茶セットが準備されています。
片方がネギのみじん切り。
もう片方はあられとピーナッツと大豆のお菓子。
これを、自分のお椀の中に好きなだけ投入!
そしてその後にドボドボっと油茶を注ぎます!
おこのみでぱっぱと塩もふりかけます。
油茶の完成!
……
ハッ!?
あまりの苦さに、マジで気を失いそうになりました。
今まで食べてきた物の中で、最も苦いと言っても過言ではありません。
ゴーヤを生でガリガリ食べるような苦さ。
あまりの苦さに、美味しいとかそう言うのが判別できないレベルです。
「これは、ほとんど飲めないのでは…?」
不安が私の頭の中をよぎります。
そんな私を尻目に、店員はどんどんと食べ物を運んできます。
どれも小さい皿に入ってて、種類が超豊富!
ガイドが自分が好きなモノを好きなだけ頼んだようです(笑
全9品!
上から、
春雨炒め、蕨の炒めもの、よもぎ餅、船上餅、鴨血炒め、
お麩の炒めもの、ガチョウの腸炒め、鶏の爪の前菜、大腸炒め
だったはず!!
全体図 (これでも1品足りない状態)
これが、本当に、超~~絶品!
すべての料理をここまでの美味しさに持ってくるなんて、本当にすごい!
もうバクバク食べまくってしまいます!
しかし、超美味しいのには違いないんですが、
全体的にちょっと油っぽくて、やや胃がもたれる…。
そんな時は油茶の出番!
メチャクチャ苦くてメチャクチャ渋いんですけど、油をさらっと流してくれます。
飲むとどんどん食が進んでしまう!
そして飲みなれるとどんどん美味しく感じてくるこの不思議。
行ける、行けるぞ~~~!
ちなみに店内の様子。南方はテーブルも椅子も低くて小さい!
というわけで、メチャクチャ良く食べるガイドの協力もあって、
一品以外全部の料理を退治することに成功しました。
大満足でホテルに帰宅!
いやー、本当に美味しかった!まさかこんな所にこんな美味しい料理があるなんて…
来てみないとわからないな!
これで、お昼に抱いてしまった、ご飯が不味い街というイメージをすっかり払拭!
そしてホテルに帰宅して、散歩して腹ごなしした後は、
また桂林米粉のあの名店に行ったのでした。
もうお腹一杯で死にそうでしたが、一番小さなサイズだったのと、
「今日逃したら二度と食べられない…」という熱意を持って、頑張って完食しました。
いやー、本当に美味しかったです、油茶も米粉も!



















0 件のコメント:
コメントを投稿