2012年12月。北京を猛烈な寒波が襲った。
マイナス5度程度が平均的と言われている冬の北京。
乾燥地帯のため雪も年に一度か二度降る程度。
でもこの年は違った。
雪はバンバン降って、マイナス15度20度は当たり前。
辛かった。とてつもなく辛かった。
そんな中思い立った我々二人。
そんな中思い立った我々二人。
「そうだ、南に旅行に行こう…!」
というわけで12月、私達は一路桂林へ。
北京国際空港から桂林の空港についたのは、午後8時。
夕方着く予定が、雪の影響で四時間の遅延…。
ヘトヘトになりながらも、宿にチェックインした私達は、夕飯を食べに早速桂林市内をめぐる事にしました。
写真は桂林市内の湖畔にある公園。
ライトアップがちょっと過剰。
湖畔では、近所の人々がみんなで健康体操を踊っています。
この時の桂林は気温10度前後なので良く考えるとそこまで暖かく無いのですが
マイナスの世界から来た私達には天国!
さて、今回桂林に来たのは、勿論桂林の景色を見るためでもありますが、
目的はもう一つあります。
それは本場の「桂林米粉」を食べる事!
桂林米粉というのは桂林名物の、
米粉の麺を使った汁麺で、中国国内至る所で安価で売っています。
米粉の麺を使った汁麺で、中国国内至る所で安価で売っています。
大概の店は、麺がびろんびろんでスープも化学調味料だよりで
美味しかった試しがありません。
美味しかった試しがありません。
しかし、私はとある噂を耳にしていたのです…
「本場の桂林米粉は、他の地域で食べるより遥かに美味しい」
「本場の桂林米粉は汁麺ではない。スープがないまぜ麺である」
というわけで、私は期待に胸を膨らむに膨らませまくって
桂林市一番とうたわれる桂林米粉屋、
その名も「石記老字号米粉店」に来たのでした!
その名も「石記老字号米粉店」に来たのでした!
桂林米粉の本場桂林市で一番美味しい米粉ということは、
世界で一番おいしい桂林米粉という事に違いありません!
さあ、見せて貰おうではないか、実力を!
まずは入り口にいるおばちゃんに食券を注文。
とりあえず私達は、小さいサイズのノーマル米粉と単独で注文しました。
食券を厨房にいるおばちゃんに渡すと、目の前で麺を茹で上げてくれます。
ちなみに写真の手前に写っているのは有料のトッピングです。
茹でている麺を見ると、おそらく生麺。
他の地域だと乾麺が多いんですが、やっぱり本場は生麺なんですね。
ほとんど茹でずに、お湯に数十秒通した程度でサッとあげていました。
麺が茹で上がると、茹で担当おばちゃんは今度は
隣にいるダシ担当おばちゃんに麺をわたします。
ダシ担当おばちゃんは、目の前でダシの塊?のような物を刻んで、
パラパラと麺の上に乗っけてくれます。
そして更にその上に、特製だし汁をぶっかける!
発酵したような素敵な匂いが厨房からも漂ってきます。
ダシ担当おばちゃんが出汁をふりかけ終わった所で、やっとわたしに手渡し。
その後は自分で目の前にある
無料トッピングを、好きな物を、好きなだけ!
無料トッピングを、好きな物を、好きなだけ!
写真に写っているのは、右から
刻みネギ、大根の漬物、いんげんの漬物、たけのこの漬物だったかな?
あとは見えない所に、刻み唐辛子や辣油やらお酢やら色々な物があります。
どれを入れようか迷ったのですが、前にいる中国人のおじさんが全部入れていたので、ええいままよとわたしも全部入れました。
そしてトッピングが終わった米粉を持って座席に座り、混ぜる!混ぜる!混ぜる!
写真からお分かりになるでしょうか、この美味しそうにてらてらと光る麺!
そうです、こちら、麺がプリップリ。
中国の麺って茹で過ぎなんじゃないかと思うことが多いのですが、ここはそんな隙を一ミリも感じさせませんでした。
そして少量かけられているだし汁が超絶美味しい!
発酵していて、うまみがたっぷり!
更に、入れた漬物達との相性も抜群。
特に良かったのが、たけのこの漬物といんげんの漬物!!
両方ともあまりの美味しさに、食べてる途中にもう一回席を立って、わざわざ追加しにいってしまいました。
それにしてもあまりのあっさりさと美味しさにいくらでも食べられそう。
他の地方で食べるのとはレベルがちがうううううう!!
食べに来てよかったよーーー!
その時、隣の席に座っていた中国人のおじさんが、
お椀を持ってふと立ち上がってお店の隅のほうに行くことに気づきました。
お店の角には「スープ」と書かれた巨大な鍋が置いてあります。
そう、わたしは彼があそこに行くのを待っていたのです…!
店に入った時から鍋の存在には気付いていたのですが、
どのタイミングで追加するものなのか分からず、ずっと彼の様子を伺っていたのです。
お椀を持ってふと立ち上がってお店の隅のほうに行くことに気づきました。
お店の角には「スープ」と書かれた巨大な鍋が置いてあります。
そう、わたしは彼があそこに行くのを待っていたのです…!
店に入った時から鍋の存在には気付いていたのですが、
どのタイミングで追加するものなのか分からず、ずっと彼の様子を伺っていたのです。
彼のお椀を見ると、すでに麺はカラッポ。
ただ、お椀の中には、漬物やら出汁やらがそのまま張り付いています。
彼はその上に直接スープを注ぎ、グルグルとかき混ぜて張り付いた具を浮かせながら、そのまま飲み始めました。
まるでつけ麺タレをにスープ出汁で割るみたいですね。
というわけで、わたしも彼に倣う!郷に入っては郷に従うしかありません!
具を意図的に少し多めに残して、スープをドシャーっとかけて飲みます。
わあ美味しい!
スープ自体には塩気も何も無いのですが、ちゃんと出汁が出ている感じ。
しかし、やっぱり塩気があったほうが良いな…
ということで、わたしはまたしてもここにトッピングを投入するのでした。
具を意図的に少し多めに残して、スープをドシャーっとかけて飲みます。
わあ美味しい!
スープ自体には塩気も何も無いのですが、ちゃんと出汁が出ている感じ。
しかし、やっぱり塩気があったほうが良いな…
ということで、わたしはまたしてもここにトッピングを投入するのでした。
そうしてお腹いっぱいになって大満足で店を出た後も、
ホテルに帰る道のりの中でそのあまりの美味しさを反芻し、
「最終日にもう一度絶対来てやる…!」と固く誓うのでした。
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