上海旅行記 その1はこちら
この日は朝から生煎をいただく事に決めていました。
上海名物小吃で、日本では分かりやすく焼き小龍包の名前で売っていますが、日本人が想像する小籠包とはまるで別物。
カリカリにやいたぶ厚い皮の中に肉汁たっぷりの肉が入っていて、小籠包と肉まんの間の食べ物を焼いた物に近いです。
というわけで朝から、生煎と言えばここ!ということで有名なチェーン店「小楊生煎」へ。
行った時間は朝の十時半だったんですが、何故か人が割りとたくさんいて驚きました。
北京の人は朝も昼も夜のご飯の時間もきっちりと決まってるので、中途半端な時間にこんなに人がいるのがなんだか新鮮…
方式は、まずは入り口から遠い所にある会計カウンターに行って注文、
生煎は自分で厨房の前に並んで取りに行き、それ以外のメニューはテーブルまで店員が届けてくれるのを待つという、
相変わらずよく分からない中国の注文形式。
とりあえず自分で厨房の前に並び、生煎を取ってきて席に付く。
冷めない内にいただきます♪そのままパクリあっちいいいいいいいいいいいああああ!!
同じ汁飛び系でも、小籠包より皮が厚いので、吹き出した時の勢いが増してより危険な食べ物になっている!
慌ててひっくり返し、皮が分厚くなっているおしり側から食べる事に。
こうすると変な破け方をしなくなって火傷もせず美味しく頂けるのである。
ちなみに肝心のお味は、普通に美味しい。
正直日本の都内の中華料理店で食べられる生煎と同じ位。
他にも食べたけど、この料理はあまり日本と中国で差がないなあと思いました。
逆にいうと日本でもいつでも本場の味が楽しめる!
ちなみにコレを食べている間に、近くのフレッシュジュースの店に行って買い物をするも、何故か全然私の言葉が伝わらず。
何でだ、と葛藤していたら、huangをhongと発音していることに気付きました。
すっかり中国語を忘れている…
そのあと、お昼ご飯に備えての腹ごなしの為散歩に。
特にやることも無くぶらぶら歩いていたら、たまたま隣にバス停があって、バスが止まっていたのでそのまま乗車。
行き先は明代の庭園で、今や上海の一大観光地「豫園」。
ちなみにこちらはバス停から豫園に行く途中の歩道橋から見た風景!
豫園の付近には、何故か外国人ばかりに「写真撮ってください!」と頼んでくる中国人の二人組の女の子だらけ。
どういう事かというと、これは詐欺らしい。
「写真撮ってください!」→「貴方の写真も撮りましょうか?」と言ってひとしきり雑談して親密感を深めた後、そのまま「良かったらお茶にでも行きませんか?」と言って、高いお茶屋に連れて行くという、お茶詐欺。
二人組の片方が英語か日本語を喋れることが多いです。
語学学んで詐欺…
ちなみに中に小籠包の超超超有名店「南翔饅頭店」がある。
店の前には並ぶ人で大行列、テイクアウトの列ですらものすごい人数!
店の入り口には、テイクアウトした小籠包を立ったままその場でむさぼる地方の人だらけ。
それで美味しいのだろうか…?
周りの人が皆、大きな薄皮小籠包「灌湯包」を持ち歩いて、ストローを刺してチュウチュウ肉汁を吸うのを見て、一瞬食べたくて心が揺れ動くが、この当たりの食べ物は美味しくなさそうという勘が働いたので、ぐっと我慢。
その後何となく、豫園の中の蘇州庭園へお金を払って入りました。
中国的な綺麗な庭でした。
そのあとは、上海のメイン通り「南京東路」を通って、お昼ごはんの場所へと向かいます。
これがメインストリートの南京東路
で、でかい…!!!
北京にある、通称北京の銀座である王府井と似てる、でも規模が違う…!
北京の人が誇っている王府井とは一体なんだったのか…!?
とりあえず通りを一番奥まで歩くことにする。
しかし、端にはいつまで経ってもたどり着かない…。
やばい、完全に北京感覚だったわ、なめていた…。
北京ではこんな立派な繁華街がこのような距離で続くなどあり得ない…。
しかも、よく店並びを見てみると、普通にブランドショップも多い。
北京だったら、両端にあるのは全部ボッタクリの不味い北京生菓子屋だらけなのに…!?
ひいい、並ぶ店の質が違うよお!
こうして、私は慄きながら、お目当てのお昼ごはんのお店へと向かったのでした。
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