桂林旅行記 その1
二日目の前半は、旅行代理店にアレンジしてもらって、有名な漓江川下りへ。
この日は朝から曇り空で、深い霧が立ち込めていました。
大概の観光地は晴れていた方が良いですが、
桂林に至っては別。
晴れた日も美しいけど、曇っていれば
水墨画のような幻想的な風景が楽しめるらしいです。
桂林には前からずっと来たかったので、期待に胸をふくらませるわたし。
船着場につくと、沢山の遊覧船が並んでいます。
国内国外から来たお客で、どの船も満杯状態。
すごい人気でした。
わたしが乗った船は、わりかし綺麗な感じ。
乗客は大半が中国人で、外国人は私達二人とアメリカ人の老夫婦のみ。
さて、全員が乗り込んだら、昼食のメニューが配られます。
川下りの所要時間は四時間のため、食事はここで食べる事になるのです。
わたしも手にとって見てみます。
!?
最低価格のセットメニューその1で、380元…!?(6460円)
セットメニュー3に至っては680元…(11550円)
いくら複数人でつつくための量が多めのメニューといえど、こんな高い食べ物、
この中国で誰が食えるの!?
外国人用メニューかとおもいきや、周りを見てもメニューは同じ…。
仕方ない、この中で選ぶしかないようだ…。
しぶしぶ一番安いメニューを選びました。
さて、そうこうしている内に川下りツアー出発。
川下りは、基本的に似たような風景が続いていて、
何かしらの形をしているように見える奇岩を探すのが目的になります。
ちなみにこの写真は、9頭のウマが躍動しているように見える岸壁と、
観音様が祈っているように見える奇岩だそうです。
言われてみれば見えるような見えないような。
そして、いよいよ川下りの一番のハイライト、20元札の裏に書いてある風景です。
ほんとだー同じですねー。
うーん、確かに同じですね。
…ところでお分かり頂けるでしょうか、この私のテンションの低さ。
そうです、行ってみて初めて知りましたが、
私、桂林の良さを微塵も理解できない人間だったのです…!
中国人観光客たちもこんなにもはしゃいで、
しょっちゅう展望デッキに上がって写真を撮りに行っています。
私も「何度か登れば良さが分かるのでは?」と思って
何度も上がってみるのですが、
何をすればいいのか分からなくなってしまい、
途方にくれて座席に戻ってきてしまう…
おかしい、今まで行った人たち全員から超素晴らしいと聞いていたのに…。
さて、そうこうしているうちに昼食。
しょっちゅう展望デッキに上がって写真を撮りに行っています。
私も「何度か登れば良さが分かるのでは?」と思って
何度も上がってみるのですが、
何をすればいいのか分からなくなってしまい、
途方にくれて座席に戻ってきてしまう…
おかしい、今まで行った人たち全員から超素晴らしいと聞いていたのに…。
さて、そうこうしているうちに昼食。
店員たちが各テーブルに次々とご飯を持ってきます。
わあまずそう!
持ってくる皿は見るからにまずそう!
料理を作ったことがない人が勘で作ったような見た目!
そして味は勿論不味い。
中国はツアーに行くと大概劇的に不味いご飯が提供されるのですが、
中でも桂林の遊覧船のご飯は群を抜いたまずさでした。高い分超辛い!
中でも桂林の遊覧船のご飯は群を抜いたまずさでした。高い分超辛い!
そして四時間が経過して、川下りは終わり。
残念ながら、私は桂林の川下りを楽しめませんでした…。
しかし、今まで行った事ある人全員良いと言ってるし、
この後に単独で行った義両親も「超良かった!」と喜んでいたので、
多分私の感性がおかしい!
この後に単独で行った義両親も「超良かった!」と喜んでいたので、
多分私の感性がおかしい!
老後にもう一度行ってみます!そしたら楽しさが分かるかもしれない…
「こんな素晴らしい物を理解しなかったなんて、私はバカだったな」って思えるかも…
ううっ!
川下りの終着地は、陽朔という有名な観光地。
桂林の水墨画の風景の中にある田舎町で、
特に欧米人バックパッカーに人気の街だそうです。
船を降りた瞬間、ものすごい数の物売りが、
ここぞとばかりに少数民族グッズを売りつけてきますが、
価格は全く安くないのでスルー。
桂林の水墨画の風景の中にある田舎町で、
特に欧米人バックパッカーに人気の街だそうです。
船を降りた瞬間、ものすごい数の物売りが、
ここぞとばかりに少数民族グッズを売りつけてきますが、
価格は全く安くないのでスルー。
歩いている途中で、「陽朔名物鉄板香豆腐」と書かれた屋台をみつける。
周りを良く見ると、そこらじゅうがその屋台だらけ。
さぞかし名物かと思って食べました。
味はまあまあ。
鉄板で焼いた香豆腐の上に、粉唐辛子と刻み唐辛子、いんげんの漬物が乗っています。
ちなみにこの時は経験値が浅くて「陽朔名物」という言葉に騙されたのですが、
どこの地方にでも普通に売ってる普通の小吃です。
町並みは、中国南方独特な雰囲気がある感じですが、
かなり欧米人バックパッカーを意識している作り。わざとらしいおしゃれなロッジ風の建物に、
パスタやステーキなどの西洋料理、コーヒーを出す店が多数。
欧米人って何故か現地の食べ物食べないんですよね、
どこに行っても自分たちが食べ慣れてる西洋料理を食べる…。
なので町側も完全にそれに合わせていて、
通りがかった小さい船着場が良い感じだったのでパシャリ。
さて、船のご飯がまずくてほとんど食べなかったので、
うう~~~~~ん…
あんまり中国情緒は感じられませんでした。
通りがかった小さい船着場が良い感じだったのでパシャリ。
さて、船のご飯がまずくてほとんど食べなかったので、
軽くご飯でも食べることにします。
たしか、この辺りの名物料理はタニシを使った料理。
辺りをキョロキョロ見回すと、外国人向けにやってるような、まずそうなお店ばかり。
そしてメニューを見てみると、単価がかなり高め。
外国人向けの観光地の悪い所が炸裂したレストランばかり…。
しかたなく、人がやや入っているレストランに入って、
タニシの肉と豚肉のミンチを殻に詰めた料理を注文しました。
何故豚肉入りにしたかというと、不味い店だった場合、
貝類単品だと生臭さが炸裂する気がしたからです。
豚肉混ぜとけば、リスクはやや下がる…。
そしてタニシが運ばれてきました。
見た目は綺麗。
早速の具を食べます。
うう~~~~~ん…
やっぱり予想通り、相当美味しく無い…。
この料理自体が不味いわけではないと思うんですが、
やっぱりまずくて高くてもやってけるというこの場所の雰囲気が
すべてをぶち壊している感じ…
でもこれだけ美味しく無いと、他の所でもう一度試す気もしない…。
なんだか二日目の前半は、全体的に冴えない旅になってしまったのでした。
でもこれだけ美味しく無いと、他の所でもう一度試す気もしない…。
なんだか二日目の前半は、全体的に冴えない旅になってしまったのでした。
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