2016年1月2日土曜日

台湾旅行記その3(2015年12月)

☆二日目(後編)

6時ちょっと前に、台湾大学周辺の「公館」と呼ばれる地区へ。
ここの香港料理店の前で、台湾人の友人と待ち合わせしているのです。

訪れたのは「易牙居」と言う香港料理店。

友人曰く、このあたりでは有名な店ということ。
頼んだのは飲茶メニューだったのですが、これがとっても美味しい。
写真が一枚も無いのですが(笑)、本当に外れの料理が一つもありませんでした。

台湾人曰く

「北京の香港料理は美味しくなかったけど、
 香港も台湾も南方だから、味付けのタイプが同じなの。
 だから台湾人は香港料理を作るのが美味いんだよ

なるほど…納得!北京の香港料理は超絶まずかったからな…。
でも人々が列をなしていたんですけどね…。
香港料理イコール最先端のおしゃれなグルメだったから…。


記念撮影

台湾人の友人二人は、もう残業がひどすぎる上に、
残業代がびた一文出ないので辛くてしょうが無いとのこと。

そんな話をしていると、片方の彼が、
「最近生活が辛くて仕方がないから、これを飲んでいる!」と、
アリナミンEX錠剤の完全にまがい物の
日本製のビタミン錠剤をカバンから取り出しました…。

「仕事が詰まってパニックになりそうな時にコレを飲むと、
 一瞬で落ち着くんだ!!」

…ん?それ、効能に肩こりと眼精疲労って書いてありますけど…

「僕は下っ端だからこの偽物だけど、
 ボスは本物のアリナミンEXを飲んでいるんだよ!」

彼だけじゃなくて全員がその使い方をしているのか…!?

話してると日本信仰がすごい反面、中国伝統文化の否定が凄かったです(笑)
「マッサージ?そんなもの効く?」
いや…私的にはアリナミンよりかは効きますが…

そんな中、喉が乾いた私達。追加注文をすべく、いつもの通り店員を呼びます。
「服務員~~~!!」
その瞬間、ざわつく店内。
…あれ?まただ、何で???
私が疑問に感じていると、台湾人の友人が慌てて注意をしてきました。

「それは、それはダメだよ~~~~!!!」
「えっ何で!?」
「それは大陸の呼び方だよ!
 大陸人だと思われたら無視されるよ!」
「ええっ」
「大陸人だと思われたら、日本人なのに嫌がらせされるかもよ!?」
「ええっ!!!」

初耳でした…。だから昼の店でもなんだか変な感じになったのか…。

「じゃあ台湾人はなんて注文するの?」
「そういう時は、不好意思って言って声をかけるんだよ」
「ええ!!」

不好意思って、大陸ではそれ
ガチのごめんなさいじゃないですか…!

大陸でそんな事言ったら
『お前何か悪い事したのか!?』
って言われるよ…。

さすが台湾、ごめんなさいの使い方が、日本語のすみませんと同じだ…。


他にも色々話を聞きました。

タクシーの運転手の事は、台湾では「運醤(読み:ウンジャン)」と呼ぶとのこと。
醤って日本語の「ちゃん」の音を当てた直訳言葉じゃないですか…。
日本人の「運ちゃん」って言葉をそのまま輸入してる…。

他にも大陸ではホテルのことを「賓館」と呼ぶのだけれども、
台湾でそれはラブホテルの意味になってしまうなど、色々ありすぎて他にも忘れるくらい!
本当に文化が違くてびっくりしました。


そういえば、私は思っていたのです。

台湾人は超話しやすいなと。

怒鳴り合いのコミュニケーションが一切無い…

中国人は声が小さいとまず聞いて貰えないし、
声を大きくして話しかけても1回「ああッ!?」(ただし中国人的には、えっなんて?くらいの気持ち)が入って
なんだか話すのが億劫になってしまうのですが、
台湾人は日本人と同じくらいの声の大きさで、普通に喋れる…。
私の会話がめっちゃ通じて、話しやすい…。


知っては居たけど、改めて台湾人と中国人の違いを感じました。


そして楽しい夜は更け、時間になったのでそのまま解散。
二日目の夜が終了したのでした。




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