2015年12月30日水曜日

台湾旅行記その2(2015年12月)

☆二日目(前編)

二日目は朝から小籠包屋へ。

今回の旅で行きたいと思ったのは、
鼎泰豐、金鼎樓、點水樓などの、高くて美味しい店ではなく、
安くてそこそこ美味しい庶民の店

色々調べた結果、候補は2つ。
蘇杭點心店と、金鶏園(好公道の店)

今回は、場所の関係で、
金鶏園(好公道の店)をチョイス。

場所はバリバリの観光地の永康街です!


店には私達の他に日本人が一組、
あとは全員現地の人でした。
ではさあ張り切って頼んでみましょう。

「服務員~~~(店員を呼ぶ時の中国語)点菜!(注文)」

叫んだ瞬間、なんだかザワッとする店内。
お客が全員こちらを見ています。
店員もちらっとこちらを見た気がしますが、無反応…。

「服務員!点菜!」

何度呼んでも来ないため、仕方なく店員のところまで歩き、直接注文に行きます。

なんだか変だなぁ?

この謎は、後ほど明らかになります…。



さあ届きました、小籠包海老餃子

小籠包はちょっと大きめ。
刻んだ生姜がたっぷり提供されるのが嬉しい!
皮は結構厚めで大きい。学生向けというのも納得。
たった9個なのに結構お腹いっぱいになりました!

えび餃子も、皮が分厚くて、中にぎっしりと餡が入っていて、
とても食べごたえがありました。
鼎泰豐のような高級店と比べるとB級な感じがして、それはそれで美味しい!

コスパも良くて大満足です!


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さて、続いてはこの店のすぐ側にある小吃店「政江號」へ。
甘いおやつやちょっとした軽食の昔ながらの店で、
超美味しいという訳ではないけれども、ほっとする店ということで、
台湾のサイトの中でも、特別多くのお気に入りを集めていたので期待です!

しかし…

着いてみると看板にはこうありました。

「公休 日曜日」

うっ…!?
今回、店の場所は調べてきていたけれども、定休日は調べてなかった…。
そうか、中国だと定休日なんてめったに無いけど、台湾だとあるのか…!?
前途多難な予感!
結局この店には、最後まで行かずじまいでした。


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その後カフェでお茶をしている所、朝のんだ痛み止めのせいか、
急激に胃が痛くなってきて、疲れを感じるように…。

その為、昔行ってよかった記憶があるマッサージ店へ

一回あたりの値段は全身1000元。
1元当たり3.8円の現在からすると、
むしろ全然日本の方が安い…

昔はこっちのほうがやすかったんだけどなあ。
前はあんなに人があふれていたのに、
今は閑古鳥が泣いているのも、値段の影響かもしれない。
しかし、背に腹は変えられないので、仕方なく突入。

なのに…
マッサージ師のおばちゃんの力が弱い…。

でも、

「もし今強く揉んで欲しいところが
 あったら言って」

としきり言ってくるので、

「頭が痛いのでこめかみのところを強めに」

と答えたら…

「分かった。
 私が貴方に凄く良い方法を教えるわ。
 コーヒーの中にはカフェインっていう
 成分が含まれていて、
 それが凄く頭痛に効くの

「!? し、知ってる…もう飲んだ…」

「飲んだの?
 じゃあ二杯目は拿鐵(カフェラテ)にすると良いわ。
 拿鐵は牛乳が含まれていて胃にマイルドだし…」

「う、うん、知ってる…。
 でもカフェインを摂り過ぎると
 ちょっと眠れなくなる体質で…」

「カフェインに弱いの?
 ならなおさら拿鐵にしておきなさい!
 コーヒーはダメよ!」

「…」

と言う感じで、全然強く揉んでもらえませんでした…。

  この全然通じない感じの会話運び…
  やはり中華民族…

結局高い金払ったのに全然気持よく無くて終了。


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ここで心が折れて一旦宿へと退散…。
3時間休んで、再始動したのは夕方の4時半でした。

実はこの日は、6時から台湾人の友人と待ち合わせをしているのです。
時間は少ないけれども、その前に一店舗行ける…!

我々はタクシーを飛ばし、
台湾駐在の日本人の友人が勧めてくれた店「東區涼麵」へ…

しかし、ついてすぐに私たちは気付きました。
またしても…

「公休 日曜日」

うおおおお~~~~~!
ちくしょ~~~~~~!!


…でもまあ良いです。

この東區涼麵は、
系列店の甘い物の店である、
「東區粉圓」の方が実は有名なんです。

こっちは日曜日でも開いてる!!

というわけで早速入店。
こんな夕飯前の中途半端な時間なのに行列が。


店内に入って頼んだのは暖かい豆花


これに3つまで好きなトッピングを追加出来ます。
私が追加したトッピングは中華圏の超王道!

・粉圓(黒タピオカ)
・白木耳(白きくらげ)
・芋圓(いも団子)


受け取って席についたところ、タピオカが入ってない!
タピオカを屋号に掲げてるのに、入れ忘れるとはけしからん!
すぐにすっ飛んで入れてもらいました。

これに限らず、台湾のこの手のおやつは、
甘い蜜が底に沈んでいて、混ぜないと結構味が薄く感じますね~

白きくらげ美味しかったです。
黒キクラゲは料理に使うのに、白きくらげはおやつって、なんだか不思議ですね。

食べ終わるとすぐさまタクシーに乗って、指定の待ち合わせ場所に。
この日はとにかく一日中タクシーばっかり乗っていて街歩きもしなかったので、
なんだか海外旅行の醍醐味が薄い日でした…。



子連れ台湾旅行記一覧
その1  http://kaminomajio.blogspot.com/2015/12/201512.html
その2  http://kaminomajio.blogspot.com/2015/12/blog-post.html
その3  http://kaminomajio.blogspot.com/2016/01/201512.html
その4  http://kaminomajio.blogspot.com/2016/01/201512_3.html
その5  http://kaminomajio.blogspot.com/2016/01/201512_4.html
その6  http://kaminomajio.blogspot.com/2017/02/201512.html

2015年12月29日火曜日

台湾旅行記その1(2015年12月)

2015年12月。

中華圏ビギナーからマニアにまで大人気の台湾を訪れました。
子供を産んだり色々していたため、私にとってはおよそ一年半ぶりの海外旅行となりました。


今回は二回目の台湾。
とは言っても、一回目は中国語が全くしゃべれない時だったため、小籠包以外にあまり美味しい物を見つけられませんでした…
しかしその肝心の小籠包の記録も、後に上海で簡単に書き換えられてしまった為、もはや私にとっての台湾は、やたら甘い味付けのそんなに食べ物が美味しくない島という印象に…
そんな私の台湾に対するもやもやを打破するために、今回訪れてみました!

日本人のガイドブックで探すより、自分で台湾サイトの口コミを見た方が良いと思ったので、
今回は結構台湾サイトで綿密に調べました。
とは言っても、結局色々あって、行けたのは本当に一部ですけど…。


☆一日目

ホテルに到着したのは夜。

最初に向かったのは、台湾サイトで口コミ評価が良かった、台南の麺料理店「阿國切仔麵」。
しかし、ついた時は何と売り切れで玉砕…。

その後、2014年度の湯圓(白玉デザート)の店ナンバーワンに選ばれたという「雙連O仔湯」へ。
しかし、これが大行列…。
夜活動する時間が限られている私達は、もうこれらの店とは縁が無いものと諦め、そのまま近くの寧夏夜市へ。
湯圓の店、結局私は行けなかったので、誰か代わりに行って下さい(笑


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しかし、着いてから何も食べていない私達。とにかくお腹が空く。2件連続で行けなくてすでにイライラの頂点に達していた私たちは、ええいままよとすぐ近くのお店にとりあえず飛び込みました。


飛び込んだのは、「黒輪大王」。
黒輪という、高雄市の名物だという、謎の食べ物の専門店です。
入り口の所では、おでんのように、大根やら魚団子やらをグツグツと似ています。


とりあえず魚のつみれと、魚の団子を注文。
おでんのように自分で鍋の中から勝手に周りの汁をすくってスープにします。
他に頼んだのは意麺という言う台湾独自の麺。
揚げた麺でした。この店はどちらもまあそんなに美味しい訳ではありませんでした。
でも台湾のおでんを食べられて良かったです。
次来た時は有名店調べて行こうっと。


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少し食べたら、すっかりお腹も精神も落ち着いた私達。

やっと寧夏夜市にたどり着きました。


寧夏夜市はあまり規模は大きくないけれども、食べ物系が充実した夜市とのこと。
昔夜市に来た時は、中国語が全くわからなかったため、変な食べ物ばかりを引き当ててしまったが今回はどうか…。
しかしその不安は、足を踏み入れた瞬間に打ち消されました。
全部分かる!わざわざ読まなくても、文字が普通に飛び込んで来る!
何を使ったどんな料理なのか全部分かる…
ちょっとした感動でした。

   
まずは入り口の所にあるタピオカの店へ。
私が頼んだのは粉圓加愛玉(ゼリー入りタピオカ)
いや~昔なら「粉!?加愛玉ってなんだよ!?」って思って避けるメニューですが、今なら安心して頼めますね。
しかも指差しで適当じゃなくて、実際口に出してスムーズに頼めます。
もうまずそうな物はひかないぞ~~


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次に行ったのは、方家という路面店。
人が沢山いたので、入ってみることにしました。
頼んだのは、豬肝湯雞肉飯魯豆腐です。

魯豆腐
魯豆腐は、台湾独自のタレ、魯につけた豆腐。
個人的にはあんまり好きではありませんでした。
頼んで置いてなんですが、
この魯の味付け、美味しいと思ったことが殆ど無いんですよね…


雞肉飯、豬肝湯
雞肉飯は、細かく割いた鶏肉がかかっている上に、甘いタレが乗っかったご飯でした。
みんな小さいお椀で、これを手に色んなおかずを食べています。

単品で食べる丼というか、おかずを活かすためのご飯と考えたほうが良い気がしますね。
この店の雞肉飯は中々美味しかったです。
雞肉飯という食べ物の存在の可能性を感じる良い味でした。
もっと高みを目指せそうだ、この雞肉飯で…。


一番美味しかったのは、この豬肝湯。
臭みが全然無いプリプリの新鮮な豚レバーの、薄い味付けのスープ。
ほんのりと生姜とごま油の香りがして、とってもお上品。
内臓をこんな薄い味付けで美味しく仕上げられるなんて、センスある


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次に行ったのは蚵仔煎
寧夏夜市で一番行列が出来るという、牡蠣オムレツの名店。。
この牡蠣オムレツという料理、以前中国大陸のアモイで物凄く美味しいのを食べたことがあるので、結構私の中でハードルが上がっている・・・。
しかもこの店のは、上に甘いタレがかかっているとか…。
あんまり甘い味付けが好きじゃない私ですが、これを果たして美味しいと思えるだろうか…!?



店主から皿を受け取って、一口パクリ。


美味しい!


細かく刻んだカキに、片栗粉でふわふわに膨らませたタマゴがあいます。
カリカリに焦げた片栗粉の端っこが美味しいです。
甘いタレも良い感じでからんで、うん、これは美味しい!



そんなこんなで、一日目から美味しい物にありつく事が出来て大満足!
明日も期待出来そうだ!